水菜(みずな)生産・栽培方法
弊社の水菜(みずな)の栽培方法を紹介させていただきます。
1・畑の土づくり①
堆肥の散布
堆肥を散布し、土の中に含まれる生育に有効な微生物を増やします。また、土の通気性を高める効果もあるため、水や空気の通り道を作ってくれるので、土づくりの基本として重要な作業となります。
1・畑の土づくり①
プラソイラ&トレンチャー
水捌けの良い畑を作ります。作土層を、リフレッシュします。
2・肥料の散布
畑の状態を分析し、必要な肥料を散布していきます。肥料が多すぎでも、作物に悪影響になってしまう場合もあり、また、夏場などの高温期には、肥料が少ないくらいの方が生育が良い場合もあるので、天気予報を入念にチェックし、入れる肥料を調整していきます。
3・耕耘、耕起
肥料成分が一か所に固まらないように、丁寧に耕していきます。この作業のトラクターのスピードが一番遅いので、集中して事故のないようにしてきます。
4・うねを立てる(平畝)
畑の土を細長く盛り上げた栽培床のことを「畝」とよび、畝をつくることを「畝立て」といいます。 畝立てすることによって水はけをよくし、また栽培場所と通路の区別をすることで、野菜の生育管理がしやすくなります。
うねを立てる事により、下記の効果があります。
①地温の上昇を促します。
日照面積が広くなるので地温が高くなり、作物の初期育成の促進に効果があります。
②排水性・乾土効果が高まります。
根の発育が旺盛で、根腐れを防止できます。 また、水分を求めて、根の伸張がよくなります。
③作物の根張りがよく、生育がよくなります。
作物の根を張る面積が増えるため、生育が促進されます。
④通気性がよくなります。
空気に接する面積が多く、通気性がよくなるので、生育が促進されます。
5・播種機を使用して、等間隔で播種します。
播種機(クリーンシーダ)にて、等間隔で播種を行っています。季節により、播種の間隔を調整して、常に水捌け+風通しの良い状態が保てるように工夫しています。
5・必ず防虫ネットを使用します。※補足
使用する農薬をできるだけ少なくするように、防虫ネットを使用しています。少しでも、お客様に安心・安全な商品を届けたい気持ちから、必ず使用しています。
※左図は、防虫ネットを張る前の支柱(ニトポール・ダンポール)です。
6・追肥、草刈り、防草作業などの管理
野菜の状態を確認し、次の仕事を検討します。
順調に生育しているのか?
病害虫の被害はないか?
昨日の大雨の影響はないのか?
嵐の前に収穫するべきか?それとも、もう少し待つか?
など、、、どの作業が必要か、直接野菜に聞いてみるのが大切な仕事の一つです。
7・収穫
大地の宝物に育ちました。無事収穫です。
皆様のお手元に届くまで、もう少しです!!
8・選定、選別
商品の選定、選別を行います。商品になる部分、商品にならない部分を見極め、手作業にて丁寧に取り扱います。
9・洗浄、水洗い
収穫の際に付着している土、雨・風の影響により、付着してしまった土など、野菜を綺麗に洗浄していきます。
10・袋詰め、荷造り
指定量に計量し、袋詰めを行います。これで、お客様の元へ届ける準備が整いました。
11・出荷
皆さんの口福(こうふく)を想像し、商品の出荷となります。無事、皆様のお手元に届きますように、願いを込めて。