代表:プロフィール

◆ 自己紹介 ◆

名前:江原 宏司(えはら こうじ)

   大地の宝物 代表

生年月日:1981年7月31日

職業:農家 - 野菜栽培士(葉物野菜専門農家)

生年月日:1981年7月31日

血液型:A型

趣味:農作業で植物の息吹を感じる、パソコンでのデスクワーク、バイクに乗って風を感じる、仲間と楽しくBBQ、家族で旅行

会社員時代に、営業マンとして約1000社の中小企業の社長様・責任者の方と名刺交換し、中小企業に必要な事は何なのかを学ぶ。小さな成功の積み重ねが、大きな成功になるため、毎日の種蒔きが将来の成功へ繋がる事を確信。結婚を機に、衰退産業とされている農業の可能性を信じ、父の職業を継承。2010年より父のknow-howを10年をかけてコツコツと学んできたので、この知識・知恵を生かし、新しい農業の形への挑戦を始める。

農業が、本当の意味で成功するまで、挑戦を辞めない決意である!!

私の後ろの野菜は、野菜の王様『モロヘイヤ』です

◆ 実績 ◆

◆ お客さまへのごあいさつ ◆

【7代目の葉物野菜専門の農家です!!】

私は、江原宏司(えはら こうじ)と申します。埼玉県入間郡三芳町在住の葉物野菜専門の農家で、江戸時代初期より続く7代目です。自分は、2010年までは、ネクタイが最強の武器でしたが、今は、『鍬(くわ)』と言う武器で世間様と勝負させていただいています。

◆ 農家になった経緯 ◆

【2010年より、ネクタイから、鍬(くわ)にチェンジしました!】

私は、結婚を機に、この農業と言う世界に飛び込んできました。自分の出身地は青森県なのですが、今まで農業に携わった事が無く、大好きな奥さんと結婚をするため、奥さんの実家の農業を継承する事にし、結婚した2010年より農業を始めました。農業を始める前は、IT系の会社で働いていまして、建築関係のソフトウェアの開発・販売を行っていました。IT関係の仕事から、農家と、本当に畑違いの仕事をする事になったのですが、前職の知識をフル活用し、通常の農業会計と言われる「どんぶり勘定」だった会計から、EXCELなどを使用し、収支をしっかり把握できる会計体系にした事で、生産効率が低い野菜、収支率が悪い野菜などが把握できるようになり、この事から経営体制を見直し・立て直して、儲かる農業へとシフトする事ができました。自分が、ネクタイから、鍬(くわ)に変えてから、今まで、増収増益で農業をする事ができているのは、一番の基礎となり、嫁の父の野菜作りに対しての強い信念があるのが前提なのですが、もう一段、経営を安定させるため、新しい事にもチャレンジしてみたいと思っています。

◆生産物の紹介◆

私が作る主な野菜は3品目になります。

モロヘイヤ畑

モロヘイヤ

この野菜については、夏場に激減する収入確保を目的として栽培をし始めたのがきっかけなのですが、夏場は、緑色の野菜が無い時期だと言う事もあり、モロヘイヤが飛ぶように売れる事がきっかけで、様々、研究するに値する野菜として考えるようになりました。モロヘイヤの食べ方を自分の妻の友人に聞いたところ、「あまり食べた事が無いからわからない」「葉っぱと、くきを一緒に茹でて食べるやつでしょ!?」「たしか、肌に良い野菜でしょ!?」「健康に良いんじゃなかったけ?」など、まだ完全に浸透していない未知数の高い野菜だと言う事がわかりました。多くの女性の皆さんは、このモロヘイヤはサプリメントの原料、スーパーフード(高栄養素食品)としての認識が高いようで、美容に良いと言う事は知っている方が多数いました。と言う事は、この野菜は、葉物専門農家としてはチャンスだと思い、どのようにしたら、大量に生産できるのか?もっと多くの方に届ける方法はないのか?少しでもお客様視点で、商品安く提供できるようになるのか?また、モロヘイヤの本当に美味い食べ方は何なのか?などを、深く研究し続けたいと思いました。ちなみに、自分の家でモロヘイヤを食べる場合は、しその葉の天ぷらのように、モロヘイヤの葉を天ぷらにして食べます。自分としては、この食べ方が好きなのですが、やはり、夏本番でしか食べられない野菜なので、『ざるそば』『ざるうどん』の汁に、茹でたモロヘイヤを入れて食べるのが相性が抜群のような気もします。『とろろ』の代わりとしてモロヘイヤを食べる事により、スーパーフード効果で夏バテ解消に少し貢献できるのかもしれませんね。

ほうれん草

ほうれん草

ほうれん草は、寒暖の差があればある程、甘みが増しておいしくなると思いますが、たしかに、これも一理あると思います。私としては、寒暖差での影響の甘みも大事だと思いますが、ほうれん草特有の「えぐみ」が好きなので、寒暖差があまり無い時期のほうれん草も好きです。ただ、この「えぐみ」は、ほうれん草の品種によってもかなり差があるように思います。私が作るほうれん草は、1年と通して、多くの品種のほうれん草を栽培しています。私の栽培している品種は、「ブライトン」「トラッド」「オシリス」「TSP-526」「プロースト11」「YPP361」「チェイサー」「バートン」「金の夏」「福兵衛」などがあります。私は、農家をする前は、全くわからなかったのですが、ほうれん草の品種は、他の野菜に比べて多い野菜になるかと思います。ほうれん草の品種を全て数えたわけではありませんが、200種類以上はあるかと思います。この数多い品種より、自分の土地にあったほうれん草はどの品種になるのか?この時期は、どのほうれん草の品種が種蒔きに適しているのか?など、考えながら、日々奮闘しているのが現状です。先程、記載した品種は、今まで色々と生産した中で、自分としては、「美味い!」と思う品種になるのですが、毎日が挑戦だと思って、新しい品種の生産にも励んでいます。この事から、私の提供するほうれん草は、時期によって品種が違いますので、食べていただく方は品種の違いも楽しんでいただけたらと思います。

水菜(みずな)

水菜(みずな)

正直、この野菜については、農家の方でなくて、誰でも簡単に栽培する事ができる野菜の1つだと思います。自分は、何故この野菜を栽培しているかと言いますと、大手コンビニチェーンのサラダを専門に加工する野菜工場向けに、通常のスーパーでは販売していないような大きさに育てて、加工野菜用として販売しています。普段、スーパー、直売所では出回らないような大きさ野菜まで育てるので、始めて加工用の野菜を見る人は、「こんなに大きくて、大丈夫なの?」「味は良いの?」「食べれるの?」など、この手の質問を多くいただきますますが、実際に皆さんが、コンビニ、スーパーなどで使用されているサラダの原料は、やはり加工用に栽培された野菜がメインになるかと思いますので、多くの方は見た事は無いけど、食べた事は何度もあるかと思います。ただ、実際に、加工される前の野菜は、ほとんど見た事が無いと思いますので、ぜひ召し上がっていただき、感想をいただければと思います。加工用の野菜も、通常のスーパーで販売されている青果も、1つの種から育てる作業として同じ作業なのですが、加工業者様は、重さで野菜を購入してくれるので、農家としては少しでも大きく育てて、大量に生産できる体制にできれば、適正な利益を上げる事ができるので、やはり、この加工用の野菜と言う観点も大事にしていきたいと思っています。

◆ 伝えていきたいこと・信念 ◆

【口から含む幸せ(口福「こうふく」)を提供するのが、農家の使命である!】

自分が農業をやるきっかけになったのは、大好きな奥さんとの結婚である事は間違いないのですが、せっかく農業をするなら、本当に楽しい農家になりたい!と言う思いがありました。楽しい農家とは何か?楽しい農業とは何か?を考えてみた時に、やはり、農業を通常の産業のような水準まで持っていかない事にはダメだと思いました。農業は、3K(きつい、汚い、給料が安い)と呼ばれていますが、「きつい」「汚い」は、仕事の特性的にみても、改善する事かなり難しい事だと思いますが、「給料が安い」に関しては、どうにかなるのではないか?と思い、真剣に農業をやる事を決意しました。農業を始めてから、2~3年は、義父の背中から勉強させてもらうだけで何もできなかったのですが、多少仕事内容が理解できるようになってからは、少しづつ行動し、良い事はさらに良くなるように、悪い事は改善し、また、新しいチャレンジは何ができるのか?を真剣に考え続け、行動し続けた結果、少しづつ収入が上がっていきました。収入は、まだまだ、一般企業の方に比べて劣ると思いますが、新鮮な採れたて野菜を、毎日好きなだけ食べれる事がこんなにも幸せだと実感できます。野菜を食べて、口から含む幸せ、口福「こうふく」を家族と共に満喫しています。また、自分の作った野菜を、妻・子供がモリモリ食べてくれて、「パパ、モロヘイヤは、納豆みたいだね」「パパ、このほうれん草は、おいちぃ!」「パパ、みずなはシャキシャキだね」など、食卓での家族の会話も自然に楽しい感じになるので、今は、心から農家と言う職業を選んで良かったと思っています。そこで、この自分の家族の楽しい雰囲気、幸せな感じを、自分の作った野菜を食べてくれた人と共有したいと思い、真剣に口から含む幸せ「口福(こうふく)」を広げて行きたいと思っています。

◆ 今後の展望・夢 ◆

この職業は天候商売と言う事もあり、朝早くから、夜遅くまでの作業の日もあれば、土日祝日も関係無しで、働く事もあります。ただ、この内容だけを見ると、絶対に働きないない職業のNo.1なのかもしれませんが、実は、やる事さえやってしまえば、1日の半分以上を休む事もあれば、天候不良の影響により働けない日もあるので、自然に休日と言う事にもなり、全てが悪い方向だけでは無い事がわかります。予定を確実に組むと言う事については、難しい部分もあるのですが、それも有りだと思う事によって、良い意味で農業の良さが実感できるようになるかと思います。ちなみに、私が農家になって1番良かったと思う点は、新鮮な採れたて野菜を、無限に食べれる事だと思います。農家になる前は、スーパーなどの小売店で、「産直野菜」「地場野菜」「産地直送」など書いてあるコーナーより野菜を購入する事も多々ありましたが、実際に家に持って帰って、食べてみると、「あれ??」「ん??」と思う事が多くありました。何でこのような疑問を持ってしまったのか、答えは簡単にわかりました。例えば、都市部のスーパーマーケットのPOPに「北海道産 採れたて ほうれん草」と書いて販売されていた場合、実際にどの程度の時間が経過してお店に陳列されているのか考えてみてください。店頭に商品が並ぶまでには、かなり長い道のりがあります。生産者が、畑に行き、野菜を収穫をし、作業場まで持ってきて、商品を出荷できるように、切れた葉っぱ、黄色の葉っぱ等を除去する作業を行い、計量し、袋に詰めて、段ボールに入れて、出荷場・選果場に運び、大型トラックに積込、輸送し、市場に持って行き、仲買人が購入し、小売店に販売し、中型トラックに積込、輸送し、スーパーマーケットのバックヤードに配送され、値付けされ、やっと、商品が店頭に並ぶ流れが一般的な流れだと思います。この一連の工程を、コールドチェーン(cold chain)、低温物流で行えるかどうか考えみると、ほぼ不可能に近いと思います。実際には、スーパーマーケットのバックヤードに搬入された時点で、ほぼコールドチェーンは終わったと思って良いかと思います。スーパーマーケットのバックヤードは、冷蔵庫では無いところが、ほとんどだと思います。また、仲買の方が購入したタイミングでも、同じ事が予想されるかと思います。このように、コールドチェーンを完全に維持して運ぶ事ができないと言う事で、やはり鮮度は落ちるし、味も落ちるし、消費期限も短くなるかと思います。このように、物流の工程を見ても、店頭に並ぶまでの時間は、かなりの時間・日数を要する事がわかると思います。私は、採れたて48時間以内の野菜は、新鮮と言う言葉通り、鮮度があり、本来の野菜の味がすると思っていますが、時間の経過と共に、新鮮さも、味も落ち続けていくので、自分としては、やはり野菜本来の力を皆さんに知っていただきたいと思っています。私は、自分の子供に言われた事があります。「パパのほうれん草は、匂いがするけど、スーパーのほうれん草は匂いがしないね。」何故、スーパーのほうれん草は香りがしなくなったのでしょうか?私は、野菜の本来の力に、まだまだ可能性があると思いますので、この本物を可能性を少しでも多くの方にきちんと広げたいと思いますし、何より、自分の子供が話てくれた通り、新鮮な野菜で多くの人を口福(こうふく)にしたいと思います。新鮮を毎日食べれる事が、こんなにも口福(こうふく)だったなんて、きちんと考えてみないとわからない事であったし、何より家族が教えてくれたので、やはり、農家と言う職業は、家族と共に生きると言う観点から最高の商売なのではないかと今は考えています。


パパの作ってくれた野菜は、おいちぃ


この言葉で、自分は、めちゃめちゃ救われています!!